その辺のSWEの日記

平成生まれのITエンジニアです。IT企業の愚痴を投稿し続けます

最近思ったことまとめ

1本記事を書くほどじゃないけど思ったことをまとめておく

育児休暇が思ったよりも暇すぎて考えている時間が長いからこんなことを考えるのだろうか

 

 

ITは社会を良くしたのか

例えばZOZOTOWNとか楽天市場、メルカリ、リクナビなんかが存在しない頃と今を比較した時にITは社会を良くしたのか?と思った。

ZOZOTOWNがなければ、近くの手頃のお店でそこそこ服を買うだろうし、

楽天がなくても近くのスーパーで買うし、

メルカリがなければ、BOOKOFFまで行くだろうし、

リクナビがなければ、知らない会社にエントリすることもない。

 

でもそれらが生まれる前までは、それが普通の暮らしがあったわけで、これらのサービスが生まれたことで、地方や田舎で細々とやっていたお店が潰れたりしたんじゃないだろうか。と思った。

ガチの田舎はおじいちゃんおばあちゃんはインターネットに接続してないから問題ないのか。

むしろ問題なのは、比較的人口の多い地域で地域密着でやってきた会社が急に巨大IT企業()を相手しないといけなくなったことだろうか。

グローバル化は誰でも平等に価格競争に巻き込まれてしまう」みたいなのを読んだ気がするんだけど、グローバル化よりもIT化の方が全員を同じ土俵に上げるという意味ではひどいんじゃないかと思ってきた。

 

日本は資本主義国家なのか

日本はよく村社会と表現され、「出る杭は打たれる」に象徴されるように、悪く言えば監視社会で、人の目を非常に気にする。

成金や成功している人に対する嫉妬は凄まじく、昨今のプロゲーマー炎上は間違いなく本人に問題があるんだけども、ネットリンチをコンテンツとして楽しんでいる層があまりに多くいることに驚く。

低所得・低学歴なのは努力不足と自己責任論がよく囁かれるが、努力したり何らかの才能を持っている人を妨害する光景をよく見てきて、みんな一緒じゃないと気が済まない人がいるんだなーと思う。

ちなみに「日本 社会主義」で検索すると非常によく論じられていて、納得できる記事がめちゃくちゃ多い。

やっぱりこれだけ充実した国民皆保険・厚生年金制度がある国はある程度社会主義的な側面を持ってしまうんだろうなって思った。

 

ただ、令和になってからいよいよ日本はシャレにならないレベルで貧乏になってきたのを実感している。トヨタが発表したように、今の日本で終身雇用・年功序列を維持するのは無理だろう。すでにたくさんの企業がこっそり早期退職を募集していたりするし、今の30,40代の社会人がこのまま転職せず、新卒で入った会社で定年まで勤め上げるのは難しいのではないだろうか。

最近NTTが給料を減らすみたいな飛ばし記事が出ていたけど、新卒社員を大量に採用する会社ほど辛いだろう。

NTTドコモの悲鳴「月収10万円減」内部資料入手【全文公開】(文春オンライン) - Yahoo!ニュース

 

この傾向が続いていくと自分のスキルを上げながらキャリアをつめる人と、何とか会社にしがみつく人、しがみつけずに派遣としてやっていく人の3パターンに分かれていって、より一層所得の格差が生まれてくる気がする。

所得の格差が出てくると治安が悪くなるらしいんだけど、日本もそうなっていくのかな。新宿渋谷がスラム街みたいになったら笑える(笑えない)

 

自分が働かなくても収入が入ってくる仕組み

副業で色々調べると必ずこういうワード出てくると思うんだけど、これ結局ネズミ講だよな。

自分が直接あれこれ考えて稼ぐっていうスタイルをやめて、そのノウハウを配下の人間にやらせるっていうことなんだろうけど、やってることがネズミ講なんですよ。

Youtube投稿に関しても一度作ったら終わりじゃなくて、ずっと投稿を続けないといけない。

WEBサービス開発には運用があるわけだし、

不動産投資で管理会社使ってる奴なんかもうカモじゃないですか。

 

大手企業VSベンチャー企業

入社するならどっち?みたいな記事をもう死ぬほど見たことがあると思う。

小学生の頃、社会の教科書に「ベンチャー企業とは、技術革新を持って起業した会社」みたいな定義があって感動した記憶がある。

まずいつも思うんだが、ベンチャー企業にしっかりとした定義がないせいで、世間では零細企業、ベンチャー企業、スタートアップの区別がついていない。

「ベンチャー企業」の定義とは?中小企業やスタートアップとの違い|求人・転職エージェントはマイナビエージェント

 

そしてベンチャー企業特集で出てくるような会社はほぼ全て零細企業である。あえていうなら彼らは自称ベンチャー零細企業なんだろう。

個人的にベンチャー企業というのは、大学発技術を利用したものであったり、社会問題を解決する特許技術であったり、ユニコーン企業やその予備軍だと思っている。

一方で日本で自称ベンチャー企業の大半は、人材派遣・マーケティング支援・不動産営業・受託システム開発をやっている。

設立3年以内のベンチャー企業の転職・求人情報 | 転職・求人情報サイトのマイナビ転職

 

大企業が利益率や市場規模が小さくてやらないようなニッチなところに少人数で当たって利益を出しているに過ぎないことが多くて、要はビジネスとしてスケールしない。

なお本人たちの夢のスケールは異常に大きいことが多々あって、そのギャップが面白い。

別に全部をdisるつもりはなくて、上の求人サイトに載っているような不動産営業であるあるのフルコミッション型・高インセンティブ求人は学歴を見られることが少なく、営業力一本で勝負できるからいいと思うんだよね。ベンチャーではないと思うけど。

 

ベンチャーに入るなら株もらわないとリスクとリターンの釣り合いが取れないのに、アホな新卒たちは謎のやりがいを求めて自称ベンチャーに飲み込まれていく。

幹部候補とかいうワードはまごう事なきガチ地雷だと思っていて、逆に言えば幹部いないか幹部辞めた会社なんですよそこは。。もう自分で起業したほうがいいじゃない?

自称ベンチャーに入った人に、その会社のどの辺がベンチャーだと思ったのかアンケートを取ってみたい。