その辺のSWEの日記

平成生まれのITエンジニアです。IT企業の愚痴を投稿し続けます

半年待たずに辞めた部署の話

少し前に長いこと勤めたメガベンチャーを退職した。

メガベンチャーの話をしようとするととても長くなってしまうので、今日は最後の最後半年弱だけ勤めた部署の話をしようと思う。

 

たぶん9割が愚痴になると思うけど、もう二度と同じ過ちを繰り返さないように振り返っていこうと思う。

 

なんでその部署に行ったのか

この部署に行くまでに一つの部署に本当に長いこといた。技術スタックもサービス、ビジネスに関する理解も他のどのメンバーよりも詳しいと言えるレベルになった。

そんな状態で転職活動もしたが、あまりいい金額のオファーがもらえなかったので部署異動を決意した。

そんな消極的な理由で選んだ部署ではあるものの、ビジネス的には面白いことをやっていそうだし、時代の流れにも沿っているので個人的にはかなり納得した上で移動を決意した。

部署のマネージャとの面談も問題なく進んだ。強いていえば面接というよりも「誰でもいいから早く来てくれ」みたいな雰囲気だけが気になった。

 

クソみたいなところ

あまりにも多いので箇条書きで書いていこうと思う

社員編

・正社員の数が異常に少なく、サービスを理解している社員は0

え、そんな機能あったの?え、そんなことできないの?みたいなのがバンバン

・当然メンターできる社員がおらず、若手がバシバシやめる

自分の入場と同時に若手が3人いなくなって笑った。聞いてた話と違うぞ

・半年弱で新卒6人と仕事をしたが、マジでこんなのよく採用したねっていうレベルが2人。課長クラスになんで内定出したのか詰めたが、コミュニケーション能力があったらしい。採用下手くそなんで辞めた方いいと進言

・中堅とベテランが存在しなくて聞ける相手がいない。当然新人は伸びる余地がない

・techleadいたがレベルすごく低い。よくtechlead名乗れたな。なお自分と一緒に退職

・退職が決まると、他の部署からtechlead引っ張ってくる。

新lead「Javaのレビューだりいな!そうだ、この部署は今日からKotlin使おうぜ!」

旧lead「お前には魔法が使えて、この部署の社員、派遣全員にKotlinを習熟させることができるのか?」

 

マネージャ編

・マネージャもサービスのことを全然わかってない。ただ、サービスは止めるなの一点張りで生産性がひどいことに。

・マネージャが他チームの悪口を平然という。

・システム移設についてのアドバイス

僕「このシステムをPHPからJavaに移設しました」

偉い人「その二つの言語、デフォルトが違うから気をつけてね」

僕「デフォルトの何が違うんですか?タイムゾーンですか?型ですか?」

他の人「まあまあ持ち帰って調べてみて」

僕「逆にあなたへの質問なんですが、何を持ち帰って何を調べるんですか」

・技術力について

偉い人「この会社の技術力どこにも負けてないから」

僕「令和にPHP5のシステム動かしてよくそんなこと言えますね」

 
派遣編

GCのマイナーとメジャーわからず、GC起こすなとかいうやつ

・僕に話を通してくださいというが、コミュニケーションコストあげるだけのやつ

・本人は仕様に詳しくて、絶対トラブるとわかっていたけど、「そういう仕様が降りてきたんでw」とそのまま実装したやつ

・「DB詳しくないんで」とか言って1年で1億レコード入るDBにパーティションもindex張らないやつ

・タスクの交通整理といって、ありとあらゆる運用作業を断るやつ

秒で飛ばされて流石に草ですよ

・で、こんなやばいやつらが長いこと働いているからマネージャからには謎に信頼されていること

 

 

クソルール編

・リリースの4週間前までにリリースの準備を全て完成させて課長レビューが必要。1ヶ月寝かせるとバグが減るのか?

・課長レビューでテストケースについて説明が必要。たまに足りてないと指摘。QA終わってるのにどうすんねん。

・ちなみに仕様レビューもここで入る。は?

・コンサルが作ったレビュー表を杓子定規に当てたまま採用。どう考えても現場に沿っていないのに採用。面白すぎるだろ

・改善案を書くページがあったので10個ほど書いてマネージャにメンション飛ばすが、みておくねと言って無視。バカにしてんのか

 

まとめ

書いていて辛くなったのでこの辺でやめる。

この部署で思ったけど、強いチームには強い人材が必要で、弱い人材はいてはいけないと思った。

もちろんダイバーシティは重要だけど、まずは個々の人材の能力が低すぎると話にならない

それを実現するために

・人月神話を撤廃して、人が増えると開発速度は遅くなると理解する

・チームサイズを固定して、無駄に人を取らない

・能力高い人を高いお金で採用する。ボーダーラインの人材は落とす

・そのために、ある人が能力高いかどうかを判断できる能力をつける

・能力高い人、チームにとにかく裁量持たせる

・能力高い人が雑務で終われないように事務処理人間を隣につける

・ルールを作るのと同じくらい、ルールを壊すのを重要視する

こうするといいと思った。

 

転職異動の面接の時にも、面接される側であると同時に面接している気持ちで向かったほうがいいなって思ったそんな部署でした。