その辺のSWEの日記

平成生まれのITエンジニアです。IT企業の愚痴を投稿し続けます

2ヶ月くらい育休を取得して思ったことをまとめる

育休を取得して2ヶ月くらい経ったので、色々とまとめてみる。

 

あらまし

とても嬉しいことに我が家に新しい家族、二人目の子供が生まれた。

ただ超低出生体重児と呼ばれる出生体重が1000gに満たない子で、出生して2ヶ月以上たった今でもNICUで治療を受けている。

超低出生体重児は自力で呼吸をすることができないので、人工呼吸器が必要。また母乳での育児が推奨される関係で妻は電車を乗り継いで遠い病院へと通わなければならなくなった。

上の子はまだ1歳半で、妻が働いていないこともあり、保育園に預けるのが難しい。

そこで思い切って育児休暇を取ってしまうことにした。

 

会社との話

上司は育休取得に理解のある人で、自分が時短か育休で悩んでいると相談するとすぐに人事を紹介してくれて、制度について説明を受けた。

新しい会社ということもあって育児休業取得についてのルールが綺麗に整備されているわけでもなく、何回かメールのやり取りをした後に面談という形で認識をすり合わせて同意に至った。

人事の中にはちょっとメールのやり取りが遅い方がいて、「こっちはバタバタしてんだしさっさと面談組んでくれよ」と思ったことがあったがフロー全体を通して人事の方はよく動いてくれて助かった。

上司と同僚はとても理解のある方で本当に助かった。

自分のせいでPRJを一つサスペンド(もう再開しないだろうな)してしまったことは申し訳なかったが、育休が明けたら粉骨砕身、もう一度頑張ろうと思う。

 

お金の話

妻は専業主婦だけど、自分の収入が高く、生活レベルも高くないので、資産のほとんどを株式で持っていて、現金は200+αあればなんとでもなるだろって思っていた。

ところが、妻の入院費が保険込みで100万吹っ飛んでいき、妻の送迎のためのカーシェア代や交通費(仕事以外で定期購入を検討するの斬新すぎた。。。)を含めると、今までの生活水準をキープできずに、200万って全然足りないなって気づいた。

結果として妻の個人の預金から200万ほどメイン口座に移すことで、半年ほど給料がなくても育児休業給付金があればなんとかなるだろうという結論になった。

贈与税の問題があるのでいきなり200万ズドンはやめといた)

 

誰かの役に立つといいな。妻入院からの育休の注意点

高額医療費制度というものがある。入院費が高くついても、自己負担が4万円程度で済む制度。病院の窓口で申請してもいいし、しなくても翌月以降に健康保険組合から支給される。入院はこの物語の序盤オブ序盤だったので、油断してたけど見栄はらずに窓口申請すればよかったな。カードのポイント分得したか?

・元々は3人家族で、1ヶ月の出費が30-40万だった。200万の現金預金では半年ですっからかんになってしまう。生活資産として400万はないとダメなんだなーって痛感した。

・直前に転職していると住民税の支払いを自分でやらないといけなくて40万払いました。泣ける

・時短と育児でめっちゃ悩んだ。人事含めて相談すると、「時短で働くお金」<<「育児休業給付金」ということがわかって育児休業給付金ってすごい制度やん!って思った。でも上限が67% or 30万で、やっぱりちょっと少ないなっていうのと支給が育休取得から2ヶ月後以降なので、結構辛いです。。。

 

自分のメンタルへの影響

・最初に医者から超低出生体重児と告げられ、「およそ50%の確率で普通の小学校には入れません」と言われた時には、これからの人生は障害という言葉と向き合っていきていかないといけないんだろうなーってすごく辛かった

・ただまあ結局不安になるのは、「わからないことがある」「状況が不明瞭」ということで色々と調べていくことで、少しずつ受け入れられて来た気がする。まだわからん。今の所は順調に生育してくれているので、なんとかなるんじゃないかなって思ってる。

・早産児用のアプリ作るかーって思って1000g以下の体重を入力できるアプリのひな形作ったけど、Appleに1万円お布施を払ってapp store公開がめんどくさすぎて止まってます。誰か助けて。

・せっかくの育休とったので、「子供のご飯作りと遊び相手頑張るぞー」って思った。まあなんとか妻の助けを借りつつ出来ている気がするけど、「やっぱり自分には向いてないなー」って感じた。なんか心から楽しめない的な。。

・最近ツイッターで「仕事好きな人、育児好きな人がそれぞれ分担して、お互いのこと尊重できるといいね」みたいなことバズってたけどまさにその通りだと思った。

・仕事から離れることで、将来へのキャリア・金銭的な不安とか色々あって、たまにどうしようもなく辛くなった。家族が大切なのは間違い無いんだけど、自分ってこんなに仕事好きだったんだなーって改めて実感した。むしろ依存なのかな。復帰が楽しみだぜ。

 

 

仕事の復帰は5/1を予定。

また何か知見が得られたらこの日記を更新します